講座の内容・ねらい

我々の暮らしにおいては、それぞれのライフステージで様々な危機に直面し、それが本人だけでなく、家族にまで深刻な危機をもたらすことがあります。また、問題が長期化すればするほど解決が難しくなります。親の介護問題と結婚していない無職の子どもが同居するいわゆる8050問題などはその典型です。
「コミュニティソーシャルワーク」は、地域に潜在化しているこのようなSOSを出せない人々に対し、アウトリーチなどの手法を用います。複合的、制度の狭間にある問題に対して関係機関や団体によるチームアプローチにより、社会への復帰をめざす地域づくりの手法でもあります。本講座では、「コミュニティソーシャルワーク」の手法の基本的な視点と方法について、事例などを交えて学びます。

※企画担当者から
産業カウンセラーが支援を行う人々は、当たり前ですが地域に暮らしており、孤立への支援はますます相談ニーズが高まっていくことでしょう。地域福祉、復興コミュニティの現場に長年携わっておられる宮城講師に「コミュニティソーシャルワーク」の視点から支援者として必要な手法を学び、現場に役立てらるヒントになればと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

【単著】
『住民力ｰ超高齢社会を生き抜く地域のチカラｰ』明石書店,2022年1月　　

【編著】
『コミュニティソーシャルワークの新たな展開ｰ理論と先進事例ｰ』中央法規,2019年6月



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