講座の内容・ねらい

6時間(講義4、事例検討2)(自学習3時間程度)/1単位

<講座概要および目的>
精神疾患・障害に関する一定知識の習得と、リファー先となる精神科・心療内科の実情を知る。また、産業医・産業看護職・人事労務担当者と連携しながら、主治医との連絡調整を行う役割も担えるようにする。
実際の精神医学的・心身医学的な視点からの理解、事例を通してケースマネジメントの具体的な進め方を身につける。
さらに、産業保健推進センター、ハローワーク(障害者窓口)など地域に存在する関連機関(※)に関して、実際に見学に訪れるなどの実践行動力を評価に加える。

<到達目標>
産業カウンセリングの限界を理解し、病理性・疾病性が疑われるケースに対する組織内での支援体制の構築、医療機関へのリファーとその後の連絡調整、復職支援などに関して実践的な対応能力の獲得。

<事前学習>
1.別途指定する課題図書を読了すること。
2.受講希望者の地元もしくは勤務先の地域における産業保健総合支援センターなどの精神医療に関連する機関を「実際に」訪問し、各施設の機能と特徴を学び、2000文字以上の調査報告書としてまとめる。インターネットのみの情報収集などではなく、具体的な訪問・調査により実践的に行動する。

<修了条件>
1.事前課題を行って調査報告書をまとめ、事前に指定した期日までに提出する。
2.修了レポート 講座終了時に出題されるテーマについて3000字程度にまとめ、指定日までに提出する。

<その他>
「こころの耳ポータルサイト」を閲覧しておくこと。
(※)関連各種機関とはそれぞれの地域に存在する産業保健総合支援センター、精神保健福祉センター、障害者職業センター、ハローワーク(障害者窓口)などを指す。