講座の内容・ねらい

国内のLGBT人口比率は5～8%とも言われており、就労者の中にも多くのLGBTがいます。しかし、現在は、多様な性が尊重される職場環境が十分に整っているとは言えず、求職時にも就労時にも、セクシュアリティに由来する困難を感じやすいことが指摘されています。
今回の講演では、多様な性やLGBTに関する基礎知識をお伝えした後、LGBT当事者のライフヒストリーを通して、LGBTを身近なテーマとして感じていただくきっかけをつくります。そして、LGBTであってもなくても、同じように安心して働ける職場づくりのために何ができるのか、相談支援の場面ではどんな取り組みができるのか、考えるためのステップをご紹介します。
後半では、具体的な相談事例を想定したワークを行います。実際にLGBTの求職者・就労者から相談を受けた際、自分ならどうするか、ということを想像し、業務に活かしていただけるような気づきを得ていただければと思います。