講座の内容・ねらい

表現アートセラピーは一つの媒体に限らず、いろいろなジャンルや表現をすべて使い、心、からだ、感情などのすべてにアプローチするホリスティック(包括的)な療法です。
70年代に欧米で発展し、医療、心理臨床、カウンセリング、ソーシャルワーク、看護教育などの分野で幅広く用いられています。色々なアート表現を組み合わせることで、より深い心の層に触れ、今まで自覚していなかったリソースに気づき、その利用を可能にします。
本講座では、表現アートセラピーの基礎知識や事例を紹介し、非言語的表現をどの様にカウンセリングに導入するかを体感します。心の問題のみではなく、心身の癒しが促進される点も実感されることでしょう。また、表現アートセラピーでは芸術表現は人間にとって根源的なものであり、すべての人が芸術家であると考えます。作品の上手下手を問わず、分析解釈をせず、お互いを尊重しケアする姿勢をとりながら講座が進みますので安心してご参加ください。ぜひこの機会にご自身の相談スキルをアップしていきましょう。