講座の内容・ねらい

近年、障がい者雇用が進み、障がい者と健常者が共に働く姿がみられるようになりました。しかし、障がい者と健常者との相互のコミュニケーションの問題や障がい者への配慮不足などいろいろな問題があります。障がい者（発達障がいや精神障がい）に対して、健常者たちの仕事の方法や付き合い方の価値観を押しつけてもうまくいきません。人間は一人ひとり違うように、障がい者もそれぞれ違いがあり、マニュアル通りにはいきません。多様性のある社会とは、「みんなちがってみんないい」（金子みすず）を認める社会です。個人個人が違っても、お互いを認め合い受け入れること。組織の画一的な考えや価値観を押しつけないで、自分と違った考えの人も尊重する雰囲気が会社の中で生まれることは、障がい者だけでなく、健常者にとっても働きやすい職場になります。外国籍の人や障がい者などの多様性を受け入れて働きやすい職場にするために、組織の一員としてどのような人間関係の支援をしていけばいいでしょうか、ディスカッションやロールプレイングをしながら、ともに考えてみましょう。